まず着手する3ステップ
- 取引先から★の提示が来ているかを営業・購買経由で確認する
- IPA「SECURITY ACTION」から着手する(制度開始を待つ必要はありません)
- 「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版の付録5(規程サンプル)を入手する
制度は中小企業を重く見ています
IPA は、全てのサプライチェーン企業が対象としつつ、「特にサプライチェーンを構成する中小企業は、セキュリティ対策におけるリソースが限られていること、また自社のリスクを踏まえてセキュリティ対策を行うことはハードルが高いことから、活用による効果が大きい」としています。
まず確認すること
何を求められるかは取引先が決めます。営業・購買の窓口を通じて、取引先から★の提示が来ているかどうかを確認してください。提示が来ていなければ、いきなり ★3 を目指す必要はありません。
いま着手できること
★1・★2 にあたる SECURITY ACTION は既存の制度です。IPA は「情報セキュリティのはじめの一歩」として、★3・★4 取得の準備段階にこれを位置づけています。制度の運用開始を待つ必要はありません。
あわせて、中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン 第4.0版が SCS評価制度の基本的な考え方を取り込んでおり、付録5「情報セキュリティ関連規程(サンプル)」は ★3・★4 の要求事項・評価基準に対応する形で見直されています。規程をゼロから書く必要はありません。
支援策:お助け隊サービス(新類型)
★3・★4 の取得支援を目的としたサービス類型が検討されています。考え方はこうです。
- STEP1:本制度の要求事項ごとに、自社の対策状況を診断して課題を可視化する
- STEP2:診断結果に基づき、ITツールによる支援と、ITツール以外の支援を組み合わせて未達成項目を埋める
- STEP3:★を取得する(更新時にも対策状況を評価する)
IPA は2026年7月13日に、お助け隊サービス(新類型)実証事業のサービス提供事業者の公募を開始しています。
相談先
IPA の「中小企業向けサイバーセキュリティ対策支援者リスト」には、今後 ★3 の確認・助言を行う専門家が掲載される予定です(IPA 関連制度・施策)。
費用について
2026年9月18日に登録料が公表されました。★3 は登録料 10,000円(1年分)、★4 は登録料 60,000円(3年分)と公表されました(いずれも消費税込み。2028年3月31日までの料金で、★3 は2028年4月1日以降 20,000円(1年分)に変わります。★4 は同額です)。登録希望組織の受付開始は2027年3月以降の予定です。ただし、これは事務局に納める登録料です。★3 でセキュリティ専門家に依頼する費用、★4 で評価機関に支払う評価・技術検証の費用は、この料金には含まれておらず、公表されていません。
出典
経済産業省・内閣官房国家サイバー統括室「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関する制度構築方針」(2026年3月27日、PDF)
IPA「SCS評価制度の詳細情報」
IPA「関連制度・施策」
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